会長のアハハブログ | 自然形体療法のいま・これから

自然形体ってすごい!

掲載日:2015年12月04日

自然形体療法には「基幹の型」があります。

 

基幹の型=秘伝、奥義と言っていいものです。
施術の手法を厳選し診断に基づく施術手順を
ギリギリまで追求したした施術法の総称が
「基幹の型」です。


創始者が生前認定された9名の「身体の匠」が
創始者山田先生直伝の基幹の型を正確に承継し
後世に伝えるべく練磨しています。


さてこの度、自然形体療法総本部では
「統一基幹の型」を発表し、全会員対象に研修会
を行いました。

 

これまで全体研修会の折、会員の施術を見て
いると多くの会員の手法が我流になっている。

 

基幹の型が徐々に変形している。

 

日々の施術の繰り返しの中で自分の
やりやすいように、自分の都合いいように
少しずつ変形して自己流になっているのです。

 

この変化に自分で気づくことは難しい。
身についた癖。基本から離れた自己流。

 

基本から離れれば離れるほど効果が出なくなる。
ちょっと難しい事例に対応できなくなる。

 

そこで一旦、基本に返る機会を設けたと
いうわけです。


一つ一つの手法の原理・原則、手順を理解し
身体に教え込む。


基本がしっかりできてこそ応用問題が解ける。
生前、創始者山田先生は「手技」と「手法」の
違いを折に触れ仰っていました。


◎技(手技)は自分の都合いいように、自分の一番
      やりやすい方法でやるもの。

      例えば相撲や柔道、これは技で競うもの。
      相手をやっつけるもの。
      施術は技になってはいけない。


◎手法とは相手との関係で持っている技を相手に
      合わせて使うもの。
      相手の体格、状態によって最適
      なものを選び使い分けるもの。

 

だから自然形体療法では手技という言葉は
使わないのです。

 

手法である以上、我流ではいけないわけです。

 

基本に忠実な手法が施術結果に大きな
差異をもたらします。


研修に参加した多くの会員からいつの
間にか我流になっていましたという
反省の声を聞きました。

 

統一基幹の型による施術の練習で
受け手になり、こんなに心地よく、身体
が軽くなることに今更ながらびっくりです。
自然形体ってすごい!


「一より学びて十を知り、十より返る
もとのその一」千利休の言葉です。
良く味わって施術にあたりましょう。

 

過日、ある会員が自然形体療法の流れを
くむスクールの卒業生のところに施術を
受けに行きました。


「流れや形はよく似ているのですが、強いのと
早いのに驚きました」という感想。

 

当然期待していった腰痛はほとんど
良くなりませんでした。

 

自分中心に行うとついつい手法が
早くなります。強くなってしまいます。
誰もが陥りやすい点です。

 

自然形体療法総本部では一般社団法人先制医療
研究所と連携して、今から紫斑病やリウマチなど
水素水との併用による医学的裏付けを蓄積するという
事業が始まります。

 


医学博士藤村克也先生との共同研究であり、世界に
発表する準備段階です。そういう時期にある今だからこそ、
足元を見直すことがとても大切です。

 

世界から注目される自然形体療法であるという
社会的責任を自覚し、足元を固めていく出発点が
統一基幹の型の修得だと考えています。