会長のアハハブログ | 自然形体療法のいま・これから

温故創新の序曲

掲載日:2015年08月23日

こんにちは、会長の宇野です。
 
 
自然形体療法の凄さが医学的に証明される
時代がやってきたこと、感無量です。
 
 
自然形体療法の実態を知り、凄いと驚嘆し医学的
見地から研究しようという医学者が出現し、研究
体制が整ってきたからです。
 
 
 
私が自然形体療法の事務局長をお引き受け
した時から早いものでもう18年になります。
 
 
手術しか方法がないといわれていた
私の股関節の痛みが解消したのがきっかけです。
 
こんな凄い療法は世の中に広げなければ
ならないという使命感のような情熱が私を
突き動かしました。
 
経験者でないとわからないです。一晩中痛み
に耐えて朝を迎える辛さ。
 
何事でも期限が切られていると耐えられるんですね。
あと10日、9日、8、7、・・・。
 
ところが治る見込みなし。手術はいや。となると
エンドレスの痛みにたいるのは肉体的な苦痛だけ
でなくって精神的にも参ってしまいます。
 
もうイヤ!
なんでこんな体になったんだろう。
 
己を呪う日々。
 
 
こういう原体験があるから今、痛みに苦しむ人の
力になろうと思えるんです。
 
幸い、自然形体療法は痛みの種類、その原因
痛みの解消法が整然と理論化され、体系化されています。
 
医学に全く素人の人でも半年もすれば全体像が把握できる。
一年もすれば多くの痛みを解消できる。
 
「全くの素人でも・・」と書きましたが、実は全くの
素人のほうが覚えやすい。身に付けやすいんです。
 
 
 
なぜならこれまで世界に存在しているあらゆる治療法と
理論構成も手法も違うからです。
 
どこにもない。似たようなものもない。
 
だから既成の知識は邪魔になるといってもいいんです。
白紙のほうが入りやすい。
 
自然形体療法はまさしく世界初です。
古今東西初めて。世界初です。
 
 
それは整体ですか?カイロですか?
ソフトマッサージのようなものですか?
 
そうでなければどんな治療法ですか?
 
 
この手の質問が一番困るんです。
 
言葉でうまく表現できない。
 
 
ソフトに体を揺らしたり軽く触ったり・・
ゴリゴリボキボキせずに全身の歪みを整えて・・。
 
じっとしていると痛くないが、動かすと痛いという
痛みはその場で解消できるんです。
 
どんな方法で?
 
ソフトに身体を揺らしたり、軽く触ったり・・・堂々巡りに
陥りそうです。
 
 
まずは一度受けてみてくださいというのが一番無難かも
しれません。
 
 
先ほど例示しましたじっとしていると痛くないが
動かすと痛いという痛み・・実に多いんです。
 
膝の痛みで言えば
 
歩くと痛い
階段の昇降時に痛い
曲げると痛い
ひねると痛い
ジャンプ時に痛い
自転車をこぐとき痛い
正座できない
 
その他
 
手を上げる時肩が痛い
(ボールを)投げるとき肩が痛い
ラケットを振るとき肘が痛い
雑巾を絞るとき手首が痛い
寝返りが痛い
振り返ろうとすると首が痛い
 
捻挫なんかもそうですね。
 
こうした痛みはあっという間に、その場で消えてしまいます。
10年前の捻挫でも同じです。
 
見ている人の感想は様々です。
 
えっ、凄い!なんで痛みがあっという間に消えたん
ですか?と驚く人。
 
私の症状は軽かったから簡単に痛みが消えたんだと一人合点する人。
 
何をしたのか見ていてもわかりませんでした。いったい何
をしたんですか?とキョトンとしている人。
 
様々です。
 
 
魔法でも奇跡でもありません。
一定の法則に従って行えば習って半年の人でも
同じ結果が出せるんです。だからすごいんです。
 
 
 
動かそうとすると痛む痛みは自然形体療法の
独創です。
 
 
そしてそれは、紛れもなく創始者故山田洋先生の
発見によるものです。
 
 
お亡くなりになる2012年まで間近で学んできた多くの
弟子の中から人格識見共に優れていると9人の弟子に
「身体の匠」の称号を与えられました。
 
 
今、この9人の「身体の匠」が一糸乱れぬ団結をして
勉強を怠らず理論と手法のレベルを維持しています。
 
 
9人が揃っているということが奇跡といえば軌跡です。
 
なぜなら、最高峰の理論手法を身に付けているわけですから
脱退して、自分流の名前を付けて世の中に売り出す
こともできます。
 
 
一国一城の主になる道は決して難しくないように思えます。
 
しかし3年たった今も脱会者は出ません。
 
 
なぜだかわかりますか?
 
 
自然形体療法の究極の境地を教わった「9人の身体の匠」は
自分は最高峰だとうぬぼれることがありません。
 
 
「わかればわかるほど
   わからない世界があることがわかるからです」
 
自分一人になれば1~2カ月で我流の自然形体療法になってしまう
ことを知っているからです。
 
 
「自然形体療法は本能に逆らう治療法である」と山田先生
は喝破されました。
 
 
難しい症状、うまく痛みが取れない症状の人が来ると
ついつい手法が荒くなる。速くなる。強くなる。
 
 
これは何とかしたいという人間の本能によるものである。
この本能に逆らって、難しい人ほど優しく、柔らかく、ゆっくりと
手法を行うのである。
 
 
わかっちゃいるけどやめられない~~。
 
 
ついつい本能の赴くままに流されていくのが私たち人間の常です。
 
 
一人で正しい理論と手法を維持していくのは
不可能といっていいほど難しいから、団結し、互いに確認しあい
指摘しあってレベルを維持していくのです。
 
 
9人揃っていることの大きな意味、お分かりいただけました
でしょうか。
 
 
9人揃って前を向いて歩みだしてはや3年余の歳月が流れました。
この間水面下で準備してきたことがようやく目を出し始まました。
 
前回のブログに書いた事項の一つ一つがようやく形
になってきたんです。
 
 
前回の東京で開催した全体研修会で「温故創新」
という言葉を掲げました。
 
「身体の匠」がしっかりと最高峰の施術レベルと維持する。
これが基礎。この基礎の上に新しい時代にふさわしい
ものを作り上げていくこと。
 
 
間もなく、新しい時代にふさわしいものの全容が明らか
になります。