会長のアハハブログ | 自然形体療法のいま・これから

月別アーカイブ: 2015年10月

自然形体療法ってなに?

掲載日:2015年10月26日

自然形体療法ってどんな治療法ですか?

よく受ける質問です。
会員の先生方はこれにどう答えていますか。
実は私もこの質問に一番困っています。


以下、実際に先日、国立○○科学センターの所長
さんとお会いした時に言った言葉です。

 

押したり、叩いたり、揉んだりせずに
ソフトな刺激で・・・・。

間違った身体の動きを脳に・・・

ほとんど道具を使わず、素手で・・・

 

じっとしていると痛くないが動かすと
痛い痛みはその場で解消・・・

 

決定打がない!

 

説明すればするほど自画自賛のうさん臭さ
が漂う。

 

そこで

 

○実際に、今まで何をしても良くなっていない人
肉離れや捻挫の後遺症で苦しんでいる人いませんか。
10年前の捻挫でも構いません。
どんな言葉で説明するより事実をお見せした方が
よくわかって頂けますが・・・。

 


○ケガや身体の不調で本来の調子が出せない人、任せて
くだされば自己新記録が出せるようにします。
伸び悩んでいる人を担当させてください。

 


訪れたところはオリンピック出場めざすエリート
選手が集まっているところ。

 

そこで、自然形体療法の素晴らしい
効果を実証したい。

 

効果を実証できる自信がある。

 

ところが、自分たちのやっていることを
明瞭に、正確に伝えられないもどかしさがある。

 

キャッチフレーズ、端的に表現できる言葉募集!!です。

 


自然形体療法の良さ素晴らしさ、その効果は
私たちは知り抜いている。

 

来院者の方から感謝や感動を毎日こんなに頂ける。

 

端的に伝える言葉がないけれど、素晴らしい
効果は事実としてある。

 

しかし、事実の伝播力は事実の表現力に大きく
左右されるものです。

 

これも私たちにとって当面の大きな課題です。

 

全体研修会in品川

掲載日:2015年10月11日

平成15年10月7,8日。

全体研修会が終わりました。

今回のメインテーマは基幹の型。

 

基幹の型は自然形体療法の基礎の基礎。 

これがきちんと正確にできることが

施術家の条件です。 

 

決して過言ではありません。

 

生前創始者の山田洋先生は、自然形体療法は

困ったことに下手でも治ってしまうと

表現されていました。

 

治ってしまうからついつい基礎の練習を怠る。

そうするといつの間にか我流になってしまう。

 

我流の基幹の型でも他の治療法と比べれば

比較にならないほど守備範囲は広く

いい結果が出せる。

 

だけど、我流になった手法ではちょっと

複雑な、こじれた症状になると結果が出せない。

ここが歴然たる実力の差となって現れる。

 

実に正直です。

 

初日は中村涼理事による解説と実技。

 

実に細微にわたり、わかりやすく分解し、なぜ

そうなるのかという原理原則の解説入りです。

 

よくここまでまとめてくださいました。

その労に感謝です。

 

これがきちんとできていないと、今から始まる

医学博士藤村先生によるエビデンスの構築、自然形体療法の

世界発信ができません。

 

2日目は手法ごとに2人1組での練習。

身体の匠の先生方が傍についての指導。

 

冒頭、春日理事長から「盗んで覚えてください」

という話がありました。

 

昔から職人の世界では師匠や先輩の

技、手法を盗んだのです。

 

懇切丁寧な指導でなく、見て、やって、繰り返し

練磨を重ね、真髄を極めなさいということです。

 

春日理事長の「盗みなさい」この言葉の

意味がきちんと伝わっていたのか疑問になる

ことがありました。

 

ある会員からこのDVDを販売してくれませんか

という申し出があったそうです。

 

いつでも見られる。

いつでも確認できる。

今わからなくても時間がある時

見ればいい。

 

これではダメです。今しかありません。

今、この時、この機会に集中して

真剣に身に付けてしまう。

忘れないよう繰り返し体に叩き込む。体で覚える。

この姿勢がないと何事も成就しません。

 

「ものを頼むときは忙しい人に頼め!」

 

忙しい人はその場で片づけていくのです。

だから結果が出せる。

 

後で、そのうち、暇を見て・・。 

「そのうち、そのうち、言い訳ばかりで日が暮れる。」

これではいけません。

 

もう一つ。

こういう研修会をもっと近くでやってくださいませんか

という申し出。

 

返事に困ってしまいました。

 

研修会の打合せ、内容の精査・打ち合わせ、準備、会場

手配、会場設営、懇親会、全部匠の先生方の好意で、ボ

ランティアで行われています。

 

仕事の時間を削り、休みを返上し

みんなに喜んでもらえればの一心です。

 

会員のレベル向上を図り、世界に発信していく。

世界最先端のを行く誇りが支えてくれているのです。

 

自分は何に協力できるか各人考えて

全員参加で自然形体療法という船を動かして下さいと

今回お願いしました。

 

航路図はほぼできてきました。

 

今からみんなで力を合わせるという

段階に入ります。

 

今まで何も頼まれないから私に用はないの

かと思いましたが、今から何でもやりますという

言葉をいただきました。

 

声がかかるのを待って下さっていたのですね。

ありがたいことです。

 

何人の方がこうした気持ちになって、協力申し出を

してくださるか。心密かに期待しています。

 

私の中では既に近未来の完成図が出来上がっています。

 

完成に至る過程で必要なのは、「アハハ」で

一致団結できる推進力。

 

完成の暁には力を出してくださった方には、それに

応じたお返しをしていく。

 

それが本当の平等です。公平です。

もうすぐ結果が、成果が出てきます。

 

その時、これが平等、公平であるという

分配の法則を実践していきます。

 

こうして総本部の運営が潤滑に流れてこそ

毎月全国の自然形体院に来て下さる 皆様に喜んで

頂ける結果を出せるのです。