会長のアハハブログ | 自然形体療法のいま・これから

優しさや温もりが流れる施術

掲載日:2015年09月13日

あれもやりたい。これをこうして
あれをああして・・・

やること一杯だのに思うように進まない。
最近なんと時間の経つのが早いことかと
深く深く実感します。

春が来て、暑い夏と思ったらもう秋・・。
一日がすぐに終わり、1年がすぐに
過ぎ去ります。


私は67歳。
年とると時間が早く流れるとは
聞いていましたが、間違いありません。
いや聞いていた以上です。

同年の古くからの友人が言いました。
昔の半分も仕事ができない。
なんで半分しか出来んのかと考えていると
老人性ウツになりそうや。

彼は若い頃から政治家を志しました。
愛が語れる政治家でないといけない。
それが彼の真情でした。

市会から県会へ行きました。
「愛を語れる政治家でないといけない」
その真情はいつまでも変わりませんでした。


男女の愛、家族愛、隣人愛、祖国愛、・・


そんなちっぽけなものではなく
もっと、もっと大きな愛。宇宙よりもっと
もっと大きな愛。無限の愛。


彼が国政の場で日本の未来に大きな
影響力を与えてくれればと願ってきました。


私の願いは届きませんでしたが
今も彼は自分に与えられた場所で
愛を語れる人間として大らかに
仕事をしています。


久しぶりに彼と会って豊かな時間の流れ
を楽しみながら互いの人生の話に花が咲きました。

素敵な昼食の時間でした。

こうして時間が流れやがて自分の
命の終がやってくる。


”いまという間にいまはなし。
まの字来たればいの字過ぎ行く„


以前より早くなった時間の流れを
ゆったりと感じられる今がある。
年を重ねるのもいいものです。


さてさて本題。
私たち治療家は

自分の力で治す!
私はこんなにすごい!


そんなおごりを持つ仕事ではありません。
その人の命の営みの中で出てきた肉体細胞の
悲鳴を解消するのはその人の命の営みの力です。


命の営みの力の発現を妨げている原因
を見つけ取り去るお手伝いをするだけです。


自然形体療法の施術家は
「身体はいつも治りたがっている」という
言葉を身につけています。

治りたがっている身体の営みを妨げている
原因を物理的に見つけ、物理的に修正するのが
私たちのお仕事だと知っています。


自然形体療法は医学でも科学でもありません。
単なる物理です。


曲がっていれば真っ直ぐにする。

圧迫されていれば軽く引く。

捻れていれば反対方向に戻す。

緊張していれば脳に力を抜いて
いいですよと教える。

すごくもないし、自分の力でも何でもありません。
単純明快な物理法則が体系化されたのが
自然形体療法です。

人類の歴史の中で誰も気付かなかった物理法則
身体の法則です。


創始者山田先生はよく仰っていました。
医聖ヒポクラテスの言葉「医を私すべからず」

今も新鮮にしっかりと覚えています。
いいことは人に教えなさい。
自分独り占めしてはいけません。

今改めてこの言葉をかみしめています。
世界人類のお役に立つようお教えしていく。
伝えていく。これが私たちの道です。


治療院経営の立場から言えば固定客
を作らない。
リピーターをなるべく作らない。

この道が私の目指す道です。
その人が一生健康でいられるよう
必要な知識と方法をお教えする。

昨今の治療院経営セミナーと全く逆の道ですよね。


私のところで良くなったら、あとは正しい手入れ
法をしっかり覚えて自分でやってくださいね。

なるべく私のところに来ないで下さいね。
という姿勢です。


私はこの姿勢を徹底してきましたし
これからもそうしていきます。

全国の自然形体院がそうなって
くれればいいなあと思いいます。

この具体案は近いうちに公表します。


そんなことしていたら来院者が
なくなってしまうという声が聞こえて
きそうです。

それは違います!


良くなり自分で適確に手入れできる
ようになった人は喜んでくれます。


そして、感謝してくれます。
信頼してくれます。


家族に、親戚に、近所に、職場に、友人に
悪い人がいればあそこいいわよと
伝えてくれます。


信頼の輪が大きく膨らんでいきます。
だから今日もいっぱいの人になるのです。


私たちは出したものが帰ってくる
世界に生きています。


怒りを出せば怒りが
憎しみを出せば憎しみが

優しさを出せば優しさが
喜びを出せば喜びが

見事に出したものが帰ってくる
世界に住んでいます。

優しさや温もりが自然と流れる施術家。
喜び、嬉しさや、感謝が返ってくることで
やりがいと充実感を味わう施術家。

経営論で右往左往する施術家ではなく、じっくりと
喜びの連鎖が広がる施術家集団を目指したいなあと
思います。